脱毛で火傷する?

脱毛は、端的に言ってしまえば「毛根のまわりを熱で破壊、火傷させて毛を減らす。」という行為だと言えるでしょう。そのため、出力が高い機器を使い短期間で体毛の処理をする脱毛マシンの取扱いには、利用者それぞれの体質や利用する際の体調などを考慮して施術プランを決定する、専門の医療資格者が必要になってくるのです。
皮膚の下の組織に大きな熱ダメージが与えられるということは、肌そのものが火傷を発症してしまう可能性も高くなってくるということです。体毛の黒い部分にエネルギーを集中させて脱毛する光やレーザーを使った脱毛技術が脱毛業界の主力になっています。これらの脱毛機器を利用する際には、クリニックであれ家庭用であれ、直前にパッチテストを行ってトラブルの少ない脱毛を目指すことが大事でしょう。
特に、脱毛完了が間近に迫っている時期や、他の脱毛方法で体毛の数が少なくなっている時、体質的に色素の薄い体毛の方が利用する時には、脱毛機器が反応する体毛の黒い部分が少なくなっているために、出力の調整がとても難しいのです。適した出力数を決定して照射を行っても、同じ場所に重ねて照射してしまったり、連続して使ったために機器の冷却機能が鈍くなっていたりすると、火傷の可能性がぐっと高くなってしまいます。
目に見える形で火傷を負っていなくても、肌が火傷に近い状態になっていることもあるそうです。万が一火傷に発展する場合のことも考慮して、冷却や保湿など自分で出来るアフターケアを徹底することも必要でしょう。


ほとんどのクリニック、エステサロン、家庭用脱毛器の利用案内では、妊娠中の脱毛器の使用は禁止、または控えるように提示してあります。これだけを聞くと、脱毛に使われているフラッシュなどのエネルギーが胎児に悪影響を及ぼすのかと考えてしまう女性も多いようですが、現実的に美容のひとつである脱毛が妊娠中の体に影響を与えることはあるのでしょうか。
実は、脱毛施術や家庭用の脱毛器を利用したことで胎児に何らかの悪影響を与えたとされるケースはほぼ無いに等しいのです。脱毛技術と胎児への影響の因果関係が立証されたという事実が報告されたことも無いようです。では、なぜ妊娠中の脱毛は避けたほうが良いのでしょうか。
これは、脱毛によって感じる痛みに個人差があり、妊娠中は胎児を守るためにさらに痛みに敏感になっている可能性が高くなるため、脱毛技術そのものよりも痛みによるストレスが影響を及ぼすことが考慮されているとされているからです。
また、妊娠中はホルモンバランスが崩れやすくなっており、体毛が通常時よりも比較的濃くなっている女性が多いこと、産前と産後の体毛の質や状態が異なり安定した施術が行えない場合が多いことも理由の一つだそうです。
これらの事情から、もし脱毛完了までの期間に妊娠が分かった場合、施術プランニングの変更や無償で期間を延長してくれる脱毛コースも多く存在しています。妊娠の可能性のある方はカウンセリングの際にどのような保証があるのか調べておきましょう。